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湊「わりーな、立ち寄っただけだ。特に用は無い。帰る」
さっさと店を出ようとするとそのバーテンが話しかけてくる。
「お待ちよぉ。ヒヒッ……。
飲んで行きなよぉ、今日は良いのが入ったんだ……。
お兄さんならタダでいいよーぉ」
そいつがカウンターのテーブルの上に透明の液体のカクテル(?)を乗せる。
湊「……結構だ。帰る」
んな怪しい毒みたいな液体飲めるか。
「んふふっ。なんだい??怖いのかぁい??」
ピクッ
湊「んだと?」
「怖くて怖気づいたのかぁい?」
イラッとして俺はカウンターまで歩みを進めるとグラスを握った。
湊「じゃあ飲んで帰ってやるよ」
あの時の選択が馬鹿だった。
俺はグイッとその液体を流し込むとその店を後にした。
そして15分程経ち、そろそろ帰ろうかと寮の方へ向かい出した時。
身体に異変が。
湊「……なんだ……?」
胸やけが……。
湊「くっ……!」
やっぱあんな訳のわかんねぇ液体なんか飲むもんじゃねぇ……!
そう思った時には俺は気を失っていた。
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