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パチッ
湊「うっ……いってぇ……」
クソ……頭がガンガンしやがる……。
痛む頭を手で抑えようとすると手が何かに掴まれて動かない事に気づく。
?なんだ?
湊「……!!?
な……っんで……!!?」
俺はベッドで寝ていたようだった。
そして何故か全く分からないが、ベッドに伏せるようにして眠っている琥珀が俺の手を握っていた。
ど、どういう状況だっ!!?
俺はあの路地裏のバーで訳わかんねぇ液体盛られて、んで気を失って……。
で、起きたらこの状況。
まったく理解できねぇ……。
琥「……んーっ……にゃ…??
あ……起きた……??」
目を擦ってヘラッと俺に向けてくる笑顔が犯罪級に可愛い。
持ち帰りてぇ。
てか手ぇ握るとか可愛い過ぎだろっ!
湊「ベッド……取っちまって悪い、琥珀」
俺がベッドから降りようとすると琥珀が不思議そうな声を上げた。
琥「あっ、あれっ!!?
僕……君と何処かであっ、会いましたかっ??」
湊「は?……おわッッ!!?!」
ガタァン
湊「いっつ……」
なんだ?琥珀の部屋のベッドやけに高くないか??
脚が届かなくて俺はベッドから落ちたようだった。
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