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昼休み
巧「クッソ、桜井のせいで余計な説教食らっちまったじゃねえか」
ワイワイと賑わっている学園の北部に位置する学食、多くの生徒の群れをかき分けながらそこそこ賑わっている購買に赴き、お目当てである手作りの豚ヒレカツとキャベツのシャキシャキ感が絶妙にマッチした多くのリピーターがいるカツサンドに定番の卵サンドと焼きそばパン、それに中にジャムとマーガリンが入ったコッペパンを一つずつ購入しては再び屋上へと戻り、一人木陰に隠れて食べ終え、好きな歌手の曲を聴きながらひと眠りする瞬間!
佳奈「ぜー、ぜー、ようやく見つけたわ。何で午前中の授業出なかったの!」
巧「ちっ、此処まで追いかけてきてまた説教かよ。いちいち教師面すんな」
突然屋上の扉が開いては自分の事を探しに来た彼女に見つかった巧は、彼女が自分に向けて説教を垂れると感じ取り、さっきも生徒指導の教師にうんざりするほど説教を食らったので今更こいつ(佳奈)の説教なんか聞いて居られるかと逃げようとしたら、
巧「!、このバカ!離しやがれ」
佳奈「いーえ、あなたが自分のやった愚かな行動を認めればこの腕を離します」
彼女に右手首をむんずと掴まれてしまった巧は、執拗な佳奈のウザさにとうとうキレてから強引に佳奈に掴まれてる腕を引き離し、軽い打撃を与えて屋上から逃亡!彼からの軽い打撃を受けた佳奈は
佳奈「キャ!」
彼がこう来るとは予測していなかった彼女はまともに尻餅をついて数分間は立ち上がれず、数分経った後にやっと立ち上がれる様になった彼女はスカートに就いた砂埃を手で払いのけてからゆっくりと立ち上がって
佳奈「もう!、急に何するのよ!・・・って、ああ!?、ちょっと!、話はまだ終わってないわよ!、どこに消えたの!、待ちなさーい!」
大声で怒鳴っても既に肝心の巧には逃げられる始末で、更に悪い事に巧の事ばかり考えてしまったのが原因で自分自身が午後の授業に遅れる羽目になってしまい、その執拗な彼女から逃げてきた巧は、午後の最初の授業だけは真面目に受け
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