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?「本当に誰なのか覚えてないの?お兄ちゃん」
?「私たちが誰なのかを?」
巧「すまん、本当に誰なのか全くわからねえ」
穂香「う~ん、覚えてないなら改めまして、私の名前は大神穂香、巧お兄ちゃんと血の繋がってる妹だよ!」
遥香「はぁ~、覚えてないなら仕方ない。あたしの名前は大神遥香、穂香と同じ、巧お兄ちゃんと血の繋がった妹よ」
二人の女の子の自己紹介を聞いた巧は、何とか二人の事を思いだそうと頭の中にある記憶を探っていき
巧「穂香に遥香・・・、って!お前ら、昔は手が焼くほど大泣き虫だったあの穂香と遥香の二人なのか?」
彼からの問いかけに穂香と遥香の二人は
穂香&遥香「うん!!」
ようやく兄である巧に自分達の事を分かってもらい、向かい合って座っている彼・巧に向かってまたも抱き着く穂香と遥香。
対し抱き着く双子の妹らに
巧「ちょ、穂香、遥香、抱き着くなって!。いくら兄妹でも恥ずかしいだろ!」
あの日から2年経って育つところも育ってきては無意識に自分たちの胸の果実を当てている形の二人の抱擁に躊躇う兄・巧は、とりあえず抱き着いてきた二人を引き剥がし、さっきまで座っていたソファーに再び座らせて
巧「ったく、いきなり抱き着いてくるなんて思わなかったよ。ま、久々に会えてかなり嬉しいから抱き着いて来たんだろ?、はぁ、しょうがない妹達だ。今回は許してやるよ」
と厳しさの中に優しさを含めた小言で穂香と遥香をたしなめ、しゅんっとなった二人は
穂香「ごめんなさい」
遥香「ごめん」
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