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木は長生きでいいな。
そんなことを思っていたマッドサイエンティストはある研究に着手した。木と同化出来る薬の開発だ。
そして、長年の試行錯誤を繰り返し、ついに薬は完成した。
まずは試しに犬にその薬を振りかけた。
すると、薬をかけられた犬は近くの木に近づいていき……木の中に幽霊のように入っていった。
直後、木が変化し始めた。マグマの中で人間がもがくように木の表面が動く。
そして、動きが収まると木の表面には犬の顔が現れた。
マッドサイエンティストは木の犬に話しかけた。
木と同化した犬は「ワン」と大きく吠えた。
その元気な鳴き声を聞いていいことをしたと思ったマッドサイエンティストは大量生産した薬を川、海に流した。
世界中の人や動物は皆、様々な木になった。
そこへ、ある宇宙人達が降り立った。
その宇宙人は、美少女星からやってきた美少女星人達だ。その数数十億人。
美少女星人達はびっくりした。なんて変わった木が生えている星なんだ、と。
でも、人間が誰もいなかったので、この星に居住することを決めた美少女星人達。
開放的な彼女達は常に全裸だった。全裸で狩りを行い、全裸で泳ぎ、全裸でトイレをする。
しかし、彼女達は知らなかった。常に木になった元人間達に見られていることを。
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