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学校に妖怪が出るという、そんな噂が今、学校内を駆け回っている。  キララは怖くなって、先生に相談した。だって小4のキララはいつも居残りで学校に残っているんだもん。 「どんな妖怪が出るっていうんだ?」  先生が半分信じていないような顔で、キララに問いただす。 「なんか放課後に教室に一人で残っていると、おじいさんが出るみたいなの」 「おじいさんか。後、どんな特徴があるんだ?」 「うん。とっても臭いらしいの、キララまいっちゃう」 「じゃあ、今度対策を考えておくから、今日は居残りやれよ」 「ええ、せっかく勇気を振り絞って先生の話したのに……。ふえーん」  放課後、一人教室で居残り勉強をしていると、「ふふふ」と声がして目の前が光に包まれました。 「で、出たわね」  キララ、声を振り絞り言う。 「さあ、私は誰で、何をしているでしょう。何をしているでしょう」  妖怪はズボンを下ろし、手を小刻みに動かし続けている。 「見れば分かるわよ。自慰でしょ、あなたが妖怪のお自慰さんでしょ」  キララは涙目で言った。
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