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かりに気が行っていたヤッシーは食費やその他にかかるお金のことをまったく考えていませんでした。  結局お金が尽きたヤッシーは餓死しました。  ヤッシーはエロ本が積み上げられた真ん中に骨となって発見されました。  フローリングの床にはヤッシーの最後の遺言が書かれていました。 「悔いはない。エロ本と死ねるのなら」と。  ああ、ヤッシー。なんて切ない人生だったんだ。  しかし、話はこれでは終わりません。悔いはないと言っていたヤッシーだったのですが、多少悔いが残っていたらしく成仏できませんでした。そこで魂のヤッシーは警察官の男に乗り移ろうと決めました。乗り移ろうとした時、なんか知らないけど、女の警察官が男の前に立ち塞がりました。  ヤッシーは女に乗り移ってしまいました。  女に乗り移ったので女の気持ちになったヤッシーはエロ本の山を見て、思いました。う、気持ち悪い。  そこで、今度はBLの本を婦警の家で集め始めました。ある程度集めるとヤッシーは満足し、婦警から抜け出します。今度こそヤッシーは成仏しようとしました。でも、まだ成仏出来ませんでした。なので、次は動物に乗り移ろうと決めました。そんなことをずっと繰り返しているヤッシー。 「次は何に乗り移ろう。この作品を読んでいる人に乗り移ろうかな」  ヤッシーはふと思いました。
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