召喚された勇者は面倒くさがり屋

2/16
3人が本棚に入れています
本棚に追加
/16ページ
王都・デジリスの中心部にある王宮殿の地下に1人の少女が地に魔法陣が刻まれている中心に瞼を瞑りながら立っていた。数秒、瞼を瞑っていた少女がゆっくりと瞼を開きぶらりと下げられていた右腕を前に突き出した。 「金に銀に銅、3つの金属を使い世界に接続する。火に水に風に土、4つの力を使い世界に魔法陣を展開させる。時を刻み空間を歪ませ世界を繋げる。我が名によって告げる。伝説よ、いまここに!!」 少女の声と共に刻まれている魔法陣が金色に光り出しあたり一面を包み込む 少女はあまりの光に瞼をギュッと瞑る。数秒したら光が止み少女は少しずつ瞼を開き何かを探すように周りをキョロキョロとしだす。瞳がある一点を捉えた途端、キョロキョロしていた顔を止め一点だけを見つめている。瞳の先には1人の少年が瞼を閉じて突っ立っていた。少年はしばらくしてから瞼を開き先程の少女の様に周りキョロキョロしだす。暫くすると少女に気づいたのか瞳を少女に向ける 「あ…あの!!」 辺りを静寂が包まれていたが少女は意を決して話しかけた 「……ここ、どこだ?」 口を開いた少女より先に少年が問いかける。 「えっ……?えっと……ここは、王都・デジリス……です」 少女はいきなりの問いかけに驚くも問いかけに答えた。 「王都?デジリス?……聞いたこと無いな……もしかして何かのアトラクションか?」 少年は顎に手をやり考えるも聞いたことのない言葉に首を傾げる。その後、少女にもう一度、違う事を訪ねる 「アト……ラクション……ですか?あの……失礼ですがアトラクションって……何ですか?」 訪ねられた少女は答えようとするも少年の言葉が解らず訪ね返す
/16ページ

最初のコメントを投稿しよう!