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まるで洗脳する様に言葉を発していく晃に完全に毒されたレイリは頷くしかなくなった
「わ……解りました!!早速、お父様に頼み魔王退治を止めるように言ってきます!!」
慌てて出て行こうとするレイリを晃は止める
「まぁ、待てレイリ、魔王退治は面倒くさいからやらないとして変わりにする事を……そうだな……うん、団子でも食いながらのんびりしようや」
優しい笑みを浮かべながら言う晃にレイリは満面の笑みを浮かべる
「団子……はい!!解りました!!魔王退治を止めて団子を食べる事を言ってきます!!」
飛び出そうとするレイリの頭を何者かがハリセンで叩く
「アホか!!」
ハリセンを持った紫色の髪を持った少女が地上に続く階段の扉からあらわれた。ハリセンで叩かれたレイリは頭を抑えながら?マークを浮かべていた
「なに、始めの目的忘れてんねん!!それでもあんたは神子か?馬鹿子の間違いやないかぁ!!」
相変わらず?マークを浮かべているレイリに少女は畳みかける様に言葉をかける
「ッチ……もう少しだったのに……」
対して洗脳しようとした晃は悪い顔をしながら舌打ちを打った
「兄ちゃん!!聞こえてるで!!そもそもいきなり女の子を洗脳しようとするなや!!てかなんで洗脳しようとするんや!!さっきまで良い雰囲気だったやん!!」
標的をレイリから晃に変えた少女はハリセンを晃に向ける
「いやいや……つい出来心って言うか面倒くさいかったって言うか面倒くさくて面倒くさくて面倒くさくて……ね?」
笑みを浮かべたまま同意を得るように訪ねる
「ね?……やないわ!!ただの面倒くさがり屋なだけやろ!!なんや暗い雰囲気やったやん!!なんでいきなりこうなるんやと思ったら……ただ面倒くさかっただけかいな!!」
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