僕はダンジョンマスターです

4/14
前へ
/707ページ
次へ
「シャルルの言う事はもっともだの。 でも酷な言い方かも知れんがバジルは『今』のままだと高い確率で死ぬだの。 この事実は変わらんだの。」 「でも、助けるって!!」 「………シャルル。まずはマーリンの話を聞こう。」 マーリンはシャルルが落ちつくのを待って話を始めた。 「『爆死』、『自殺』、『相手勢力による死』は死んだ後、バジルの魂や身体を相手ダンジョンマスターに悪用される可能性があるだの。 そこで第三の選択はシャルルのダンジョンマスターのとしての力を使うだの。」 「僕の力を………まさか、マーリン!!」 「シャルルも気付いたようだの。 だが、その前にバジル。一つだけ確認しておきたい事があるだの。」 「あぁ、マーリン解ってる。 オレは何があろうとシャルルを、お前たちみんなを信じるぜ。」 「それだけ聞ければ十分だの。そしてシャルル………。」 「………その役目は僕がやるです。」 シャルルの一言に一瞬にして場の空気が張り詰める。
/707ページ

最初のコメントを投稿しよう!

14569人が本棚に入れています
本棚に追加