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この2人……とても、似ている
僕の記憶より、幾分かは成長しているが
あの頃と変わらないまま……僕以外は
「ねぇ、ねぇ?聞いてるのかなぁ~?」
「っ……――!」
背中から、何かが這い上がって来る感覚に捕われる
気持ち悪いっ………!!
「白群先輩……彼は人見知りが、激しいんです
だから………」
葵が僕と2人の間に立ち、僕と薫を背後に隠した
優しい手つきで、薫が僕の背中を擦る
すると、少しだけ……震えが収まった
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