第一幕…鬼神様の慰め

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「貴方、この子の名前は決めてるの?」 「当たり前だ、この日を待ちわびていたんだから」 病室に嬉しそうな二人の声が響く 側にいる使用人も、嬉しそうに顔を綻ばせていた 「この子の名は、姫生(キイ)だ 姫に生きると書いて、姫生」 「姫生…可愛らしい、お名前ですが…… 貴方、この子…男の子ですよ?」 男の驚いた声と、女の笑い声が木霊する
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