第一幕…鬼神様の慰め

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長い廊下を渡り、一番端にある来客室に入る 「鬼神様……お待たせ致しました。 こちらが、姫生様です」 使用人の人に連れられて 来客室に入る 来客室には、1人の男の子がいた 「誰……?」 5歳の姫生に比べると、少し大人びているが、まだ子供と言えるような歳だ 「お前がキイか……姫に生きると書いて、姫生」 「お兄ちゃんは、誰?」 1人納得している少年に 姫生は質問を投げ掛ける 「我の名前は………鬼神(キシン) 皆、我の事をそう呼ぶ」 「き、しん…?」 不敵に微笑む少年は、確かに鬼神と呼ばれるのに相応しかった 鬼神と呼ばれている少年は、まだ9歳…… 黒髪の隙間から覗く瞳は 赤く、真っ赤に染まっていた まさに、鬼と呼ぶに相応しいように…
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