第3回

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アザイン「というと?」 蒼空「精霊っていう点が原点だから。ノーム、ウィンディーネ、シルフ、サラマンダーってのはあくまでも便宜上、分類上の名前」 シュイ「本質は変わらないからね。属性は分かりやすくいうなら個性、かな」 アザイン「なるほど」 炎焔「な?馬鹿でもわかるだろ?ウチの兄弟何気に優秀なんだぜ」 アザイン「あぁ。……ってお前今さりげなく馬鹿って言ったよな?いや、否定しねぇけどさ」 シュイ「お!じゃあ今度勉強教えてあげようか?その代わり中等部の可愛い娘教えて♪」 蒼空「……不本意だが忠告。やめとけ?」 アザイン「……わかりました」 シュイ「ちぇっ」 炎焔「あれか。そう考えると今ここには属性系の奴しかいないのか」 アザイン「そうだな。オレがクリムゾニア、焔の魔人だからな」 炎焔「あれ?魔人と精霊の違いって?」 ヴァン「ものに宿っているか、ものが具現化しているかの違いだろうな」 アザイン「宿るのが精霊、具現化しているのが魔人ってことですね」 シュイ「そういうこと♪アザインくん、実は炎焔より頭いいんじゃないの?」 炎焔「そ、そんなことねぇよ!?なぁ姉ちゃん!」 蒼空「…………(思案顔」 炎焔「姉ちゃん!?」 ヴァン「まぁ、な」 炎焔「な、何か悔しい!アザイン、次行け次!」
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