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どくん、と心臓が大きく響いたと思ったら、あっという間に天井に頭を打つような大きさになった。
「……何、このクッキー」
…やばいですね。
「ほら、鍵取れるだろ?」
「ええ、まあ」
鍵をきゅ、と握って液体を飲んだ。
ほんの一滴に効果はあるのかな…。
「………変わらない」
冷や汗が流れるのがわかった気がした。
「ドアノブさん。 小さくならないよ」
「あれ? …やっべーな、しくったわ」
「ん?? なんか今素が聞こえました」
「気のせいです」
「そうですか?」
少し怪しいドアノブさんに詰め寄る。
「私…ウサギさん、男の子を追いかけてきただけなのに…」
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