トンネルで肝試し

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彼の全く関係のない話を聞きながら歩いていると、唸り声のようなものが聞こえた。 「今何か聞こえなかった?」 「いや、わからないな。」 「いや、聞こえたって、唸り声みたいなのが。」 「携帯のアラームじゃないのか。」 「そんなアラームはすぐに変えるわ。」 すると今度は『ううう』とさっきよりも大きな声が確かに聞こえた。 そうして僕と彼がとりあえず後ろを向いてみると、人じゃない何かがそこにいた。
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