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だからね、すぐに切るかしばらく切らないか、のぶ、貴方次第だよ。
「カユイとこ、ある?」
「ないよ。凄く気持ちいい」
私が笑顔で言うと、のぶはにやりと笑って。
「昨夜とどっちが?」
そんな事を聞いてくる。
ばか。
「思い出せないならこれから再現でもいいけど、どうする?」
のぶのにやけた顔が止まってくれない。
だけど、そんな顔も好き。
「朝ごはんはどうしよう?」
「後で食べる」
私の髪の泡を流しながら、きっぱりと言うのぶからは、どうする?って聞いてきたはずなのに、すっかりその気になっていて…
どれだけ私を欲しがってくれるんだろうって、凄く嬉しくなってしまうんだ。
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