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ずっと続いてほしい気持ちと、悲鳴をあげる身体と、相反する私の心と身体。
もう限界なのに、それでも願うのは、この時が永遠に続けばいいのに…なのだ。
けれど終わりを迎えては微睡んで、どちらからともなくキスをして、それが深みを増しては、また始まり……
長い夜は、外の闇が白み始めて朝の訪れの準備が始まる頃に終わりを告げた。
ベッドの上に身体を投げ出すように転がったのぶは、全ての力を使い果たしたようで微動だにしない。
それでも力なく広げられた腕を枕にすると、私の頭を絡め取るようにして側に寄せてくれる。
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