#01、もしかして先輩って、生徒会長!?

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「もうそろそろ、入学式が始まる時間か……つか、男子校か。坊ちゃん、襲われてないといいけど」 ぽつりとつぶやいた自分の言葉に、不安が募った。 アレ?ものすごくヤバいんじゃないか? 確か男子高校といえば、ホモの巣窟と聞くぐらいの場所だ。 共学だった中学校ですら、坊ちゃんは何度も襲われてる経歴がある。 ……ヤバいぞ 「おい、冬弥、大丈夫か?お前変な汗出てるぞ?具合悪いなら休m……」 「修さんッ!!坊ちゃん襲われてないですよね!?その気がない人ですら、坊ちゃんの色気にやられるぐらいなのに。オオカミの群れに子羊をポイってしたようなものですよ?大・変・だ……。でも、もう坊ちゃんは学校に行かれてしまった」 「なぁ、ぼっty」 「後は無事を祈るばかり。はっ!!そういえば全寮制だった気が」 「坊ちゃn」 「もう、守りようがない。あの天然、無防備な3代目をどうやって守れば……」 「おい!!聞けっての!!坊ちゃんなら、さっき自室の縁側で寝てたからまだ襲われてはないと思うぞ?」 「……」 ………ナンテイッタンダ?ネテタ? まさか、まだ学校に行ってない!?これは安堵するところか、焦るところか…… 「てかよ、そんなに心配なら一緒に行きゃいいじゃねぇか?お前まだガキと一緒に見えるし、いけんじゃねぇか?」 「それ、けなしてます?」 「……学校なんだろ?早く坊ちゃんつれてけ」 「わかりました。あ、助言ありがとうございます」 「おう(思い出したように言うなぁ……)」 ぺこりと一礼し、坊ちゃんの部屋に駆け足で向かった。 冬弥side.END
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