御使い

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朝の日差しがゆっくりと山の色を照らし出すと、山の中腹にあるオーガの村の者は起き出す。 「おはよっ」 「おぉ、トルス。おはよう。また小さくなったか?」 「違うよ。父さんがまた大きくなったんだよ」 「そうかそうかガハハハハ!!」 弟よりさらに大きな父親に挨拶をし、くだらない冗談からいつもと変わらない1日が始まる 「おっと、そう言えば、昨夜に知らせが来ててな?今日は会議じゃないが、大事な集まりが昼にあるから、必ず全員広場に集まるように、だそうだ」 「会議じゃない?なんだろ……」 いつもと変わらない日常がと思っていたが、会議でもないのに、村人全員必ず……一体何の集まりだ?
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