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「分かった。俺も行くよ」
とりあえず、参加は強制らしいため、行くことを告げ、朝食の準備に取りかかる。
「さて、朝飯は……よし、ガアサの肉のバター炒めと、クーヴァーの卵の特大目玉焼きにしよう」
俺は肉が傷みにくいことで家畜として評判があるガアサという大鹿のお肉と、ダチョウのような大きな二足歩行の鳥クーヴァーのこれまた大きな卵を2つずつ食料庫からとりだし、台所へと向かう。
「バターをフライパンで溶かしてその上にお肉っと……」
声だけ聞くと、普通に料理してるように聞こえるが、俺にとってはそうじゃない。
「うぐぐぐ、重い……」
なんせ、食材のお肉は切っても自分より大きなサイズだから
「大食らいどもの飯は大変だな」
ぶつくさ文句を言いながら、俺は肉を2つ特大目玉焼きを2つ調理し終えた。
「よし、自分のぶんはこれくらいでいいな」
でかい料理の一部を切り取り、自分の小ぶりな皿に乗せる。
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