御使い

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「いい匂いがするな。もうご飯できたの?」 「あぁ、ブルータスおはよ。これ向こうのテーブルに持ってって」 「はぁい」 弟のブルータスに巨大な料理を運ばせ、父と俺とブルータスの3人で朝食をとる 「いただきます」 「「いただきます!!」」 朝食の最中は、最近世界中で謎の神隠しが頻繁に起きてることの話題と、その神隠しの犠牲者が人間意外の動物だから、人間の仕業ではないかとのくだらない話をしていた。 「「ご馳走さまでした」」 「お粗末様です」 暫くして、それぞれの皿は空になり、自信の食器は洗うため、湧き水の汲み場に持っていく。 「自分達のはちゃんと自分達でやれよ?」 「おう」 「分かってるよそんなの」 俺はこう言うのもなんだが、オーガにとって、食事はとても大切で、その食事に使われる皿もまた重宝される。故に、一人が一枚自分の皿を持っている。だからこそ、皿の手入れや新しい皿選びも自分でやらなきゃならないのだ。
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