11人が本棚に入れています
本棚に追加
/48ページ
「いい匂いがするな。もうご飯できたの?」
「あぁ、ブルータスおはよ。これ向こうのテーブルに持ってって」
「はぁい」
弟のブルータスに巨大な料理を運ばせ、父と俺とブルータスの3人で朝食をとる
「いただきます」
「「いただきます!!」」
朝食の最中は、最近世界中で謎の神隠しが頻繁に起きてることの話題と、その神隠しの犠牲者が人間意外の動物だから、人間の仕業ではないかとのくだらない話をしていた。
「「ご馳走さまでした」」
「お粗末様です」
暫くして、それぞれの皿は空になり、自信の食器は洗うため、湧き水の汲み場に持っていく。
「自分達のはちゃんと自分達でやれよ?」
「おう」
「分かってるよそんなの」
俺はこう言うのもなんだが、オーガにとって、食事はとても大切で、その食事に使われる皿もまた重宝される。故に、一人が一枚自分の皿を持っている。だからこそ、皿の手入れや新しい皿選びも自分でやらなきゃならないのだ。
最初のコメントを投稿しよう!