御使い

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「槍の先端はこの砥石で……」 シャッ シャッ シャッ   キキィ 「おっ、トルス。お前も朝から手入れか」 「あっ、ソカラさんおはよ。俺のはほら、他の奴とは違うものもあるし、手入れが頻繁に必要なんですよ」 「へ~マメだなトルスは。大きさもだがなアハハ」 砥石で研いでるとオーガのソカラという女性が入ってきたため、俺は挨拶をし、軽い冗談が入る小話に花を咲かせた。 「槍の手入れも大分終わったし、弓矢は手入れも必要ないな……」 装備品を少し眺め、特に補修するべき点が見つからなかったため、立ち上がろうとしたその時 キキィ 「二人とも。そろそろ広場に集まるよ」 「はいはい」 「こっちもちょうど終わったし行こうか」 門番のローソンさんが扉をあけ、知らせてくれたので、俺達は立ち上がり外に出る。
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