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「ひっじょーに気が進まないけれども、個人的な目的に少しでも支障をきたすと判断したから、仕方なく村と村人の救出をしてやろう」
「え?ほ、本当ですか!?」
「出来れば嘘でありたい。それじゃ急がないといけないから」
そう言って、俺は逃げてきた2人を置いて夜空を赤々と照らし、煙の上がっている方へ歩きだす。
「リオン……」
「あ、ああ……待ってください!!」
「え?やだ」
スタ スタ スタ
「………あっ!追わなくちゃ!!」
「そっそうだ!」
どうやら俺が待って話を聞いてくれると思ってたのか、見事な拒否っぷりに呆けてた2人は走って着いてきた。
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