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「あ、あの村を助けてくれるんですよね!?」
「そのために動いてるんだけど」
「なら、私達にも手伝わせてください!!」
「お願いします!!」
2人は歩く俺の前に出て、土下座をしてきたため、前を遮られた俺は立ち止まる。
「村から逃げてきたのにわざわざ戻るのか?」
「「はい」」
「恥ずかしいと思わないの?」
「恥ずべきことだとは承知です」
「しかし、村を助けるチャンスがあるここで何もしないことは、自分で許せないんです!!」
2人は顔をあげ、強い意思を持った瞳で、俺を見上げて言った。
「ふぅ、勝手にしてくれ」
「ありがとうございます!!」
「全力で頑張ります!!」
強い意思に結局折れた俺は、2人が着いてくることを気にしないことにした。
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