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でもその武器はあの制服に隠せるレベルの小さな物。
アタシと同じような近接の武器。
だったら勝算はある。
「あなたは弱い、弱すぎます。そんなあなたが生き残ろうだなんて、高望みと言う他ありませんね」
この距離ならば胸ポケットに入っているカッターには気付いていないはず。
このカッターこそ切り札。
奥の手、かくし球。
相手の裏を突く。
やれる、やれるさアタシなら。
簡単な事、彼に向かって突進してこのハサミを力一杯降り下ろし、彼がそれを止める間にカッターで彼の首筋を狙う。
うまく決まれば彼の喉元が切り裂かれ大量の失血。
程無くすれば彼は動けなくなり、やがて死に至る。
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