プロローグ

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陽一「おいそこそこ!なにちょっといい雰囲気になってんだよ!」 すかさずに陽一のチャチャ入れがはいる。 楓「べ、別にそ、そんな・・・!」 一瞬で顔を俯かせたが、少し顔には熱が帯びていたように見えた。 ももか「陽一少し大人げないよ?」 ジトーッと、陽一を射抜く目線を向ける。 うぐぐ・・・と、唸る陽一だった。 楓「あ、それで朝礼だっけ?いつ始まるのかな?」 ももか「そういえばそうだね。てか、いつの間にか教室もいっぱいだし」 四人が駄弁っているうちに、クラスの中にはほとんどの生徒が集合していた。 ピンポンパンポーン 『全校生徒の皆さんは、直ちに体育館に集合してください。繰り返します・・・』 ちょうど、教室の内部スピーカーから集合の合図が出た。 聞きつけた生徒はゾロゾロと群れを成して教室から退出していく。 陽一「俺らも行こうぜ。かったるいけどよ」 ももか「まぁまぁそう言いなさんな。ほら、楓行こうよ」 陽一、ももかと続き教室を出る。 楓「稜紀君・・・?どうしたの?」 何か違和感を感じて、少し意識が遠のいていた。 稜紀「い、いや、なんでもない」 ハッ、と我に返り教室を後にした。
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