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陽一「ぶべらっ!」
軽快なパンチはクリーンヒットし鋭い痛みと鈍痛が陽一を襲う。
ももか「へ、変態バカサイテー!」
楓「いいスナップねももか」
殴られ倒れている陽一の心配など誰もしなかった。
稜樹「おい、大丈夫か?」
泣きながら倒れている陽一に救いの手を差し伸べる。
陽一「うぅ・・・。ひでぇよ!俺なんもしてねーよっ!」
目の涙を拭いながら弁解をする陽一。
ももか「うるさい!女の敵!」
一刀両断。
その言葉が陽一を真っ二つに切り裂いた。
稜樹「どんまい」
他に当てはまる言葉が見当たらず、俺は陽一の肩に手を置いた。
楓「いいのよ、ももか。見られていることには慣れているし」
ニコニコしながら楓はももかをなだめた。
ももか「う~ん、楓がそういうならいいか・・・」
納得したももかはファイティングポーズを解いた。
陽一「あれ?俺殴られ損じゃね?」
あんがいあっさりした終わり方だった。
ももか「あはは、すまん!陽一クン!」
陽一はワナワナと、拳を握っていた。
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