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4月某日
「・・・・・」
嫌な『夢』を見た。
遠い昔にそんな出来事が起こったような感覚が、体全体に残っている。
あり得ないのに、わかっているのに。
どうしても、頭のどこかでは理解できない部分が反応してしまう。
「最悪だ」
寝汗はぐっしょりで、寝間着も少し湿っている。
「よっこらせ」
変な感覚に襲われて、重くなった体を布団から起こす。
少し大きめの窓からは光が差し込む。
どうやら、今日は快晴のようだった。
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