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一夜明けて、アンチョビは王様に呼び出された。
王室に出向くと、勲章を頂き、貴族としての最高の名誉でもある隊長に任命された。
そして、王様がアンチョビに有難いお言葉をかける。
「他に望みがあるなら聞いてやろう。」
アンチョビは王様に隊長の任務を丁重に御断りして。
「出来ることなら、ピッツァ姫様の専属騎士として、御使いしたいと思います。」
王様はしばらく考えこんで、ピッツァ姫を見て、アンチョビの肩に手を当てて。
「銃勇士の息子にこの国を守って貰うことを願ったのだが…ピッツァ姫の顔を見ていたら考えが変わった。良かろう、姫の専属警護に任命する。」
「有難いお言葉、痛み入ります。」
ピッツァ姫とアンチョビは顔を見合わせて、微笑みを浮かべる。
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