ピッツァ姫

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††††† バジル丘に来て、二人は仰向けになり、夜空を見上げていた。 「綺麗だね♪」 「そうですね。お城と違って沢山見えます。」 「今日が最後なんだね。アンチョビと星を見るのは…」 「………」 「あんたは何とも思わないの?名前だけで顔も知らない人のところにお嫁に行くことを…わたくしは嫌です。」 「王様の命令ですから、仕方ないと思います。それに噂では優しい王子様と聞いています。」 「わたくしはアンチョビが居ないと寂しくて不安になります。」 アンチョビは身体を起こして、オリオン座を見つめて… 「僕も同じです。…でもそれが運命だと思う事にしています。」 †
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