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自宅に戻ったアンチョビは床に膝間付き拳を叩く。
「なんて俺はバカなんだ!情けない!!」
床に拳を叩きながら、悔し涙を流す。
どのくらいの間そうしていたのだろう?
頭の上から声が聞こえてくる。
""アンチョビいつまでそうやって泣いてるつもりだ!銃勇士の息子ならお姫様を救いに行け。""
「あっ!お父上。」
アンチョビは袖で涙を拭い。壁に掛けてあった。
勇士の剣を取り、両手で頭の上に翳して。
「お父上。わたしめにお力をお貸しくださいませ。」
それから、旅の支度をして、腰に銃勇士の剣を下げ、アンチョビは家を出て行く。
向かうはチリペッパ国。
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