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クオウ「……君達もまだ気づかないんだ…」
オキタ「?狗桜ちゃん、何か言ったかな?」
クオウ「……うぅん。何も。」
オキタ「ふぅん、そっか。」
狗桜はまた呟いたが、3人もきづかなかった。
ヒジカタ「……おいてめぇら…」
そのとき、土方の地の底から這い上がるような声がした。
オキタ「はいはい。席に戻りますよ。土方さんは真面目だなぁ。」
鬼の形相の土方に沖田は笑いながら席に戻り、他の2人もそれに続いた。
ヒジカタ「とにかくだ!!翡翠はわかんねーこともあるだろうから、しっかりてめぇらが教えてやれ!!いいな!?」
全「「「はーい」」」
土方は鬼の形相だが、生徒たちは無気力な声をあげた。
ヒジカタ「てめぇら…」ピクピク
クオウ「……土方さん。…進めてください。」シュンッ
このままでは埒があかないと判断した狗桜は土方に針を投げた。
ヒジカタ「うぉっ!!」
ドッ
パリパリ…
狗桜が放った針は扉に突き刺さり、扉にヒビが入った。
ヒジカタ「…翡翠、どっからその力が出る…」
クオウ「……進めてください。」スッ
ヒジカタ「お、おう!!じゃああれだ。仲良くしてやれよ!!1時間目は社会だな…用意しやがれ!!」
再び針を取り出した狗桜にビビりつつも土方は宣言した。
すると何人かの生徒がヒィッと悲鳴をあげた。
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