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ヒジカタ「翡翠の席は総司の隣だ。わかるな?」 土方は寝ている沖田の隣の空席を指差した。 クオウ「……うげ……」 狗桜はその空席を見て、苦い声をもらした。なぜならその席は トウドウ「狗桜ー!!」ブンブン サイトウ「何の因果か因縁か、だな。」オキタ「すーすー…」 左に藤堂、前に斎藤、右に沖田のいる最悪の席だったのだ。 ヒジカタ「…わざとじゃねぇぞ。」 クオウ「…………チッ。」 どす黒いオーラを出してスカートのポケットに手を伸ばす狗桜に気づいた土方は釘をさした。 すると狗桜は舌打ちをしてしぶしぶ出ていた注射針をしまった。 ヒジカタ「翡翠お前いくつ道具を持ってやがる…」 土方が小声で聞くと クオウ「……なんなら今ここで…全部出しましょうか…?」 とかえってきたので ヒジカタ「いや、いい。」 と言って狗桜を席に座るよう促した。
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