桜と光

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テーブルにはもう既に料理が並んであって目を輝かせる。 「うわぁ~、今日も美味しそぉ!!」 椅子に座ると三人揃って手を合わせ食べ始めた。 今日のメニューはご飯、鰆の照り焼き、大根の味噌汁にほうれん草のお浸し。 味付けも彩りもバッチリであっという間に食べ終わる。 「「「ご馳走様でした」」」 青葉と哀が片づけている間に僕はお風呂に入った。 本当は手伝いたいんだけど、二人が手伝わせてくれないんだよね。 まぁお皿を割る僕が悪いんだけど…。 十分位でお風呂からあがり渇いた喉を潤そうとリビングに向う。 冷蔵庫をあけ麦茶を取り出しコップに注いだ。 「紙コップにしろ」 「煩い!」 いつの間にか後ろにいる哀が紙コップを僕に手渡して来る。 それを払いのけコップの麦茶を飲み干した。 「哀君、白ちゃん。明日はお花見に行くので早めに寝て下さいね。」 「へーい。」 「嗚呼。」 自室に戻ると、読みかけのマンガをベッドの上で読み始めた。 暫くして時計に目をやると12時15分を指している。 「うわっ、もう寝なきゃ!」 慌てて電気を消し、布団に潜り込む。 直ぐに眠りに落ちた。
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