第2章 純Ⅱ

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「……それからだ。ミラが普通の人間には見えないモノが見えるようになったのは」 俯いたままヤクは言う。 ミラも何度か瞬きをしてから下を向いた。 何とかけていいか分からず戸惑うアレンの代わりに、イディアが微笑を浮かべて兄妹になにかを囁いた。 その声に、二人は泣きそうな顔で頷く。 そのまま、アレン達は小屋をあとにした。
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