想い

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聞こえるのはイツキの息使いと、草の擦れる音 トンッと跳ねたかと思うと着地した イ「美月、目ぇあけて」 恐る恐る目を開く 一面に広がるのは桜の木 聞こえるのは川の流れる音 満開だ 美「わ…ぁ…」 イ「クスッ…今がちょうど満開の時期なんだ キレイで静かで、いい場所でしょ?」 そっと降ろしてくれた すごすぎて、言葉を失っていると抱きしめられた イ「………。」 美「………。」 どうしたんだろう
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