第3章 最後の決意と抵抗

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『今日ハ一体何人死ヌダロウ?考エタダケデぞくぞくスルヨ。今日ハ何人“殺ス”?サァ、今日モ偽リノ人生を生キルトシヨウ』 「うわぁ!?」 俺はベッドから跳ね起きると周りを見回した。無論、俺1人だ。 俺はベッドから這い出す様にしながら二度寝の誘惑をはねのけ、仏壇に手を合わせた。 「母さん、お前も、今までありがとう」 骨が納められている訳じゃない。しかし、ここには5年前、バスの事故にあい死んだ母さんと妹がずっと見守っていてくれた。
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