第3章 最後の決意と抵抗

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その時は親父も一緒に乗ってたらしいが………動けなくなった母さんと妹を簡単に置き去りにして、1人逃げたらしい。 今度はお荷物になった俺を見捨てた。そして1人東京へと逃げて行った。 親父。いや、あいつは政府のお抱え科学者だったらしいが……… ―――もう、関係ないな。 今日はあれから何日だろうか。 あの時、俺は初めて知った。 俺の、ジョーカーの力は周りの“存在”そのもの。あいつらが存在していた証拠を代償に使用した。周りの人間から記憶をも、消し去る。
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