Second Visit

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………………ああ。 何度だってわたしは彼に恋をする。 もし、一度離れなければならなかったことが運命ならば、この恋に捉われたのも運命。 でも、それならわたしはこの愛に生きよう。 想い出にすがるしかないと思っていたわたしを変えてくれたのが彼ならば、わたしは全身全霊で彼を愛そう。 彼と共に、命の火を燃やそう……。 「リリー……」 誠実な褐色のアーモンド型の瞳が、リリコを捉える。
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