Second Visit

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「…………リリー?」 リリコは必死で言葉を紡ごうとするも、出てくるのは嗚咽で、くしゃくしゃの顔のままアムスタッドの広い肩に抱きついた。 戸惑いながらもアムスタッドはリリコの背中をそっとさする。 しばらくして呼吸が落ち着くと、リリコはそっと体を離し、そしてようやくアムスタッドの情けない表情に気付いた。 たまらず吹き出すと、勢いよく再び抱きつく。 「何だ」 アムスタッドはおろおろと抱きしめることもできない。 「誓うわ」 「え?」
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