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リリコはアムスタッドの両肩に手を置いたまま、顔の見える位置まで体を離した。
「一生あなただけを愛し、あなたの幸せを願い、あなたを絶対に護る」
その強い言葉にアムスタッドは目を見張る。
「…………だいすき」
リリコがくしゃりと微笑むと、アムスタッドは戸惑いながらもリリコの頬を両手で挟んだ。
「あなたと一緒にいさせて」
アムスタッドはどうにか唾を呑み下し、乾いた唇を開く。
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