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「だそうだよ和人君。君はどうしたい?」
「俺は……」
俺は迷っていた。確かにあんなのと戦うなんて嫌だし怖い。でも、どうして俺にこんな力が宿ったのかを知りたかった。
だから…俺の答えは…
「白虎、アオ、玄武、朱雀・・・俺に力を貸してくれるか?」
「もちろんです。私達は和人が戦うと言うなら剣となり盾となります。
それに、家族が危ない所に行くなら、それに力を貸すのも家族というものなのではないですか?」
白虎は微笑みながらそう言ってくれた。他の三人も同じような笑顔を見せてくれた
和人の心はその言葉と笑顔で決心がついた
「大悟さん・・・俺もいきます」
それを聞いた美咲と修は驚いていた、特に美咲は怒っていると思っていい程に
「和人!あんた何言ってるかわかってるの?『今から自分はあのイプシロンと戦います』って言ってんのよ!
あんたそれをわかってるの!」
「もちろんわかってるよ。それでも行きたいんだ、どうして俺にこんな力があるか知りたいんだ」
「無茶だ!君には戦闘にかんしてド素人だ、下手をしたら命を落とすぞ!」
二人は何とかして和人を説得しようとしたが、和人の思いは変わらなかった
「大丈夫だよ美咲。お前の邪魔はしないしお前の指示にはしたがうからさ。な?」
美咲は和人を睨んでいたがすぐに呆れた顔になり笑っていた
「昔からあんたは一度言い出した事は曲げないんだから、わかったは連れて行ってあげる」
俺はそれを聞いてホッとしたが、修さんは『もう好きにしてください』と頭を抱えていた
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