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「あぁ悪い、考え事してたんだ。
武藤、俺気分悪いから学校休むわ。先生に言っといてそれじゃ!」
そう行って和人は走り出した
「あっ!おい!行っちまったよ…てか気分悪いのに走るなよな。
そう言えば美咲ちゃんまだ見てないな。大丈夫かな?」
和人は走っていたあの山に向かって
「昨日のあれが現実なら確実にあるはずだあれが!」
走ること数分、目の前に警察がいた
「通してもらえるわけないよな…」
警察の目を盗み近くの雑木林から山へ入った
そして昨日星を眺めていた場所に着いたそこには
(あるのではないかと)という期待と共に
(あってほしくない)と願うものが無造作に置いてあった
そこにあったものは
スーパーの袋である
いちを中身を確かめて見る
「間違えない・・・昨日俺が買ったものだ・・・」
そう、それは昨日和人がスーパーの買ってきた物であった
すると必然的に・・・
「昨日のあれは・・・現実!?ちょっと待て!?体に傷一つないのに!?何で俺生きてんだ!?」
和人は自分が思っている以上に混乱していた
「何で?なぜ?あり得ない?」
そんな言葉が頭の中を駆け巡っていた
「アーーーも!訳わかんね!!」
「ちょっとそこの君、こんな所で何しているのかな?」
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