†覚醒†

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スコーピオンは車ほどの大きさがあり対して美咲は身長165㎝と小柄である この二つがぶつかればどうなるか誰でもわかる でも和人の目の前では違っていた 「キシャャャャャャャャャャ!!」 ガシャーン! 飛ばされたのはスコーピオンの方だった しかもその体は宙に浮き約10mも離れている鉄くずの山に激突していた 「甘いのよ虫風情がなめてんじゃないわよ」 美咲はそう呟きスコーピオンに近付いていった 「キシャャャャャャャャャャ!!」 対してスコーピオンは今ので完全にキレていた 回りにある鉄くずを美咲に向けて巨大な尻尾で弾き飛ばした (ヤバイ!!あの数は避けきれない!) 「美咲逃げろ!」 「だから大丈夫だって ハァーーーッ!」 次の瞬間和人とはまたもや目を疑った なんと美咲がの腕が赤く燃えていたのだ 美咲はその腕の炎を飛んでくる鉄くずに投げつけた その炎に触れた鉄くずはすぐに溶けて床に落ちていった 炎は消えることなくスコーピオンに直撃した スコーピオンは身の危険を感じて左のハサミを炎につきだした だが炎に触れたとたんハサミはこっぱみじんにに爆発した 「キシャャャャャャャャャャ!!!!!!」 スコーピオンは悲鳴のような声を上げもがいでいた 「キシャャャャャャ!!キシャャャャャャ!!キシャャャャャーーー!!」 スコーピオンはもがいていた 当たり前だ左腕を根元から吹き飛ばされたのだ 「すげー・・・」 和人はあまりのことに眺めていることしかできなかった 「時間も無いし次で終わりにしてあげる」 そう言うと美咲は右腕を前に出し何かを唱え始めた 「“地をはう炎よ我にしたがえ。その炎にて我は全ての敵を殲滅させん” おいでサラマンダー・・・」
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