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その手をゆっくりと目の前に持ってきた
―本当に何だこれ?―
その時月の明かりが俺を照らした。
―なっ!何だよこれ!?―
手には黒みを帯びた赤い液体が大量についていた。そしてわかった、この鉄臭さ、湿った感じこれはすべて・・・・
―俺の血なのか?―
そう、彼は大量の血を流して夜の森に倒れていたのだ
その大量の血は彼の胸にポッカリと空いた穴から絶えずドクドクと流れていた・・・・
なぜ俺ががこんな状況になったかは数時前にさかのぼる。
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