入学おめでとう

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「やーさんのあ、跡継ぎって…。ヤバッ…ツボったぁ…クスクス」 『あーちゃん、それは新しい発想だね~お腹痛いよぉ…。』 …何もそこまで笑わなくても…。 『あーちゃん、やっぱ見学行って来なよ~。で、先輩に真相を聞いてみたらいいんじゃない? 諒もどうせ家帰ったってプータローなんだから一緒に行って来な。』 「ぷくく…い、良いよ!行く行く!なんか面白そうだし。じゃあ今日の放課後に茶道部に行くって事で! 陽はどーすんの?てか、最後のプータローは余計なんだけど。」 『ホントの事じゃーん、気にしない気にしない。 あたしは弓道部に見学行って来るー。 終わったら一緒に帰りたいからメール頂戴。どんなだったか聞きたい』 なんか…。 なんか私…。 完全に双子に遊ばれてますよね? これ、わざわざ行かなくても超情報網を持つ陽ちゃんに聞けば終わる話ですよ? それとも私何か祟られるような事をしてしまったのでしょうか? 誰か私を助けて下さい…。
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