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「あーーっ!!!」
そんな彼女の大きな声で、ハッと気がつく。
「バス‥‥」
「え?」
視線の先を辿ると、数m先にあるバス停から、バスが発車したところだった。
そっか、バスに乗りたくて走ってきたんだ‥俺とぶつからなければ、乗れたよな。
「本当にすみませんでした!!」
頭を下げて謝ると、
「あっいやいや、バスすぐ来るし、それにどっちみち間に合わなかったと思うし、本当に大丈夫だから!こちらこそごめんね!」
その人は申し訳なさそうに謝り返した。
「それに、君も急いでるんでしょう?」
そう言われ、急いでいた理由を思い出す。
そうだ、説明会!!
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