とりあえず…

5/12
前へ
/216ページ
次へ
一面、暗い白 灰色ではない、 間違いなく白いのに、 禍々しいほど暗い印象を受ける。 壁は無いようなのに、 圧迫感と閉塞感が満ちている。 「ここは…?」 「次元の狭間に僕が造った即席空間だよ。 生身の身体は次元を渡れないし 許可なく飛び出した魂は無に還ってしまうからね。」 俺を守ってくれたってことか… 働きたくないとか言ってたが、やっぱり神様は優し…「間一髪、間に合ったから良いようなものの 輪廻の神を怒らせて、雑用とか押し付けられたらどうしてくれるのさ!! しかも、 君のせいで広かった歪みは修復に時間かかるし!! 君の魂はもう元の世界には戻せないから、 新しい魂を管理局からもらって来なきゃいけないし!! また嫌味言われるよ… めんどくさい!!!!」 …あ、外道だった…
/216ページ

最初のコメントを投稿しよう!

192人が本棚に入れています
本棚に追加