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うううう、沈黙気まずいー・・・
「ねぇ、」
そう思っていると、俺より少し前を歩いている委員長が声をかけてきた。
「なにー?」
「君、何者?」
「・・・は?」
唐突委員長の質問に、俺はつい素で間抜けな声を出してしまった。
「僕、君のデータを調べたんだけど厳重にロックされてたんだよね」
「・・・・・・」
「君は何者だい?」
「・・・ただの、男子高校生ですーっ」
俺は委員長が俺のことを調べていたことに驚きながらも委員長の手を振り払ってそう言った。
「ただの高校生があんな厳重にプロフィールをロックしないよ?」
「個人情報は大事ですからねー、」
「あ、着いたね。次は全部聞くからね?」
気がつくと寮の前に着いていて、委員長は怪しい笑みを浮かべて寮の中に入った。
なななななななんで!?委員長ったら俺に興味持っちゃダメじゃん!ちゃんと、やまちゃんに興味持ってよーっ!!それにしても、セキュリティ強化しててよかった~!!
俺はしばらく寮の前で悶絶した後、深呼吸をして寮の中に入った。
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